logo

宝石辞典

ファンシーカラー・ダイヤモンド
の種類


自然界では、多少淡めですが赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の色みをしたダイヤモンドが産出されます。比較的産出の多いイエローは明度(Tone)3以上、産出の非常に少ないブルー、ピンク、グリーンなどは、2+以上をファンシーカラーと呼びます。

下の写真の色みは、真上のものが橙で、続いて時計回りに黄、緑、青、紫、ピンクとなります。淡めですが、フェイスアップで(上から)はっきりと色を感じることができる品質です。

赤と呼ぶにふさわしい、0.95カラットのラウンドのダイヤモンドが、1987年4月28日、ニューヨークのクリスティーズのオークションにおいて、88万ドルで落札されました。

1カラット当たりに換算すると宝石につけられた歴史上最も高価な価格(92万6,315ドル)として、語り継がれています。赤のファンシーカラー・ダイヤモンドが本当に稀であることを、物語っている一件です。ファンシーブルー・ダイヤモンドの場合は、1995年11月13日、やはりクリスティーズのジュネーブで開かれたオークションで落札された4.37カラットのダイヤモンドが、1カラット当たり56万9,000ドルで過去最高価格になっています。

またダイヤモンドには、右の写真に見られるように、ミルキー、ブラウン、グレイのものも存在します。

ファンシーカラー・ダイヤモンド


ファンシーカラー・ダイヤモンド

ダイヤモンドの濃淡


ダイヤモンドの濃淡
next