指輪のサイズ調整は貴金属部分を切り、伸ばす際は両サイドを広げて地金を足し、縮める場合は貴金属部分を切り取り、すぼめて接合します。指輪全体に負荷をかけるので石緩みが発生していないか全石チェックをします。緩んだ場合は石留めをし直すなどサイズ直しだけでない、全体のメンテナンスを行っています。
デザインや指輪の幅、構造によりますが、おおよそ伸ばし・縮めはどちらも2号までが目安となります。特に縮める場合は経年で石緩みが発生する可能性がありますのでお気をつけください。当社にご相談いただければ的確にご案内いたします。修理・メンテナンス相談窓口よりお問合せください。
全周にダイヤモンドがセッティングされたエタニティリングは、途中で切って伸ばしたり縮めたりする通常のサイズ直しはできません。エタニティリングのサイズが指に合わなくなると、着けられずしまわれてしまったり、指のサイズにあった別のエタニティリングを新たに購入するしかなくなる場合があります。
SUWAのエタニティリングはサイズが合わなくなった場合、セッティングされているダイヤモンドを一旦すべて外し、指のサイズに合った新たなリング枠をお作りします。そして外したダイヤモンドに欠けがないかなどすべてチェックを行い、再度セッティングして仕立て直します。ご購入から2年間は無料で承ります。3年目以降は有料にて承ります。詳しい価格は修理・メンテナンス相談窓口よりお問合せください。
サイズ11号から13号にされたい場合、ダイヤモンドを一旦すべて外し、13号の 新しい枠を製作して、再度セッティングして仕立て直します。
指輪は、永年ご使用いただくと宝石を留めている爪が色々なところに擦れたり当たったりして貴金属の部分が擦り減っていきます。宝石を押さえている部分も削れていき、石緩みなどが生じてきます。
20年ほどのご愛用いただいたエファシスP74218DI
長年の使用により爪が擦り減った状態
この状態を放置したまま使い続けるとダイヤモンドを押さえているプラチナが擦り切れて、次々に外れて紛失してしまう可能性もあります。それを防ぐためにしっかりと枠交換を施し、安心して永くお使いいただくことをおすすめいたします。
一旦、全てダイヤモンドを外します。
新しい枠を製作し、外していたダイヤモンドを丁寧に再セッティングすることで、新品同様に生まれ変わります。こうして輝きを取り戻したリングは、これからも永くご愛用いただけます。
新しく制作した枠
新品同様に生まれ変わったリング
指輪の変形の修理は、丸い棒状の工具に変形した指輪はめて、木槌で叩きながら円を戻していきます。しかし、変形の度合いが強いものは、戻すために叩く力も強く、回数も多く行うので、その振動で宝石も緩んでしまい、留め直してもいずれまた外れる危険性があります。
こちらの場合も枠交換修理になります。大切な宝石を守るため、しっかりした新しい枠を作り、再度セッティングして仕立て直します。その後も安心して永くお使いいただけます。
枠交換前
枠交換後
枠交換前
枠交換後
指輪は使っているうちに、色々なところに擦れたり、ぶつけたりして貴金属の部分に小キズがつき、表面の輝きが鈍くなっていきます。また、皮脂やハンドクリーム等が指輪の裏側に付着し、宝石が留まっている石穴に詰まってしまい宝石の輝きを損なわせてしまうことがあります。その場合は、貴金属部分の仕上げ直しと全体のクリーニングを行います。
仕上げ直し、クリーニングで本来の美しい輝きが取り戻せます。ご購入から2年間は無料にて承ります。3年目からは有料にて承ります。料金等のお見積りは修理・メンテナンス相談窓口よりお問合せください。
長年使って小キズや汚れがついた状態
石穴に汚れが詰まって宝石の輝きを鈍らせている
表面を磨き、購入時の輝きが戻ります
石穴の汚れも除去されて宝石にも輝きが戻ります