セッティング(宝石を貴金属で留めること)は宝石の美しさを引き出す大切な要素の一つです。それぞれの形とサイズを考慮して最適なセッティング方法を選びます。
プロングセッティング(爪留め)
宝石の素材の良さを最大限に引き出せるセッティングです。
バーセッティング(板爪留め)
板状の直線の貴金属で留める技法で主に四角いカットの宝石に用いられます。
チャネルセッティング(レール留め)
バーセッティングの延長がチャネルセッティング(レール留め)です。真っ直ぐなラインが美しい連鎖の輝きを際立てます。
ベゼルセッティング(フクリン留め)
宝石の輪郭を際立てる効果と保護する役目をします。
ループセッティング(輪留め)
輪状の貴金属で宝石をしっかり留める技法で耐久性があります。
ビーズセッティング(彫り留め)
貴金属を掘り出して玉(ビーズ)を作りその玉で留める技法です。宝石を隙間なく敷き詰めることができ、貴金属の反射でより強い輝きを放ちます。ビーズセッティングで宝石を石畳のように敷き詰めると「パヴェセッティング」になります。