ツァボライトは、数種類あるガーネットの中の「グロッシュラーガーネット」に分類されます。1968年にケニアの「ツァボ国立公園」の近くで発見され、米国の宝石商が販売したその名に由来しています。濃いものから淡いものまで産出され、硬度も十分にありジュエリーに適した素材です。
SUWAのツァボライトは、トーン(明度)が淡めで透明度が高く、美しく欠点のないジェムクオリティです。濃すぎると茶色みが入り渋くなってしまって美しくありません。モザイク模様の濃淡がよく見えて輝きが感じられる淡めのものを選りすぐります。
小粒のツァボライトのジェムクオリティはトーンが3、4、5でビューティグレードはS、Aですが、SUWAで使用するのはトーン3、4のSです。産地はケニア、またはタンザニアです。
小粒ツァボライトの
クオリティスケール
※ ■ ジェムクオリティ
SUWAで選りすぐる美しいツァボライトは、エメラルドのグリーンとは異なります。より淡く明るい緑です。淡すぎると色の彩度が落ちて輝きも感じられません。また、濃いと黄色みや茶色みが入り込んで、カラーストーンの美しさのポイントであるモザイク模様も見えず、美しさに欠けてしまします。その中程度の鮮やかなグリーンの素材を少しずつ集めています。この品質のものは大変稀少です。
濃過ぎる
SUWA品質
淡過ぎる
ツァボライトの原石は濃くて茶色みや黄色みのあるものがほとんどです。
その中に鮮やかな緑色のきれいな原石が僅かにあります。ここからSUWA品質のツァボライトがカットされます。
これらのオリジナルロット(カットされただけでサイズや品質で分けられていない袋)からSUWA品質のツァボライトを探していきます。その数はそれぞれの袋から僅か数石ずつしか見つかりません。
SUWAで使用する淡めで輝きのある鮮やかなグリーンのツァボライトはごく僅かです。